海外FXブローカーのECN口座における手数料を比較してみました。
特にスキャルピング系のEAを使う場合は、ポジションを取るあるいは利確するタイミングが異なりますので、手数料を別途支払ったとしてもスプレッドの狭いECN口座を使った方が圧倒的に有利になります。
私もナンピン系のEAを使う以外にはECN口座を使ってトレードしています。
主要海外FX各社ECN口座の手数料(1lot往復当たり:ドル)
ブローカー | 手数料(ドル) | 備考 |
Tradeview Forex | 5 | トレードは0.1lotから |
AXIORY | 6 | 100%ボーナス不定期実施 |
TitanFX | 7 | 新規キャンペーン不定期実施 |
XM | 10 | スタンダード・マイクロ口座で100%ボーナス |
他にもECN口座を扱っているブローカーもありますが、日本になじみが深く使いやすいのは上記の4社に限られるかと思います。
Tradeview Forexが一番優位だが最低発注ロットが難点

手数料的に見るとTradeview Forexが一番有利です。さらに約定力や透明性なども非常に評価が高く、ECN口座でトレードするならば一番のおすすめです。
Tradeview Forexの難点はトレードが0.1lotからと他に比べて10倍という点と(0.11などの発注は可能です)レバレッジが最大200倍、証拠金維持率が100%と厳しい点が挙げられます。
1ポジのEAならばそれで良いでしょうが、分割発注するEAですとかなりのポジションサイズになってしまうおそれがありますので少し使いづらいかもしれません。
なお事務の都合上でしょうか、手数料を円に換算するときに1ドル=100円で計算されますので、その分少しだけですが得します。
また詳しく分析したわけではありませんが、早朝のスプレッドの開きが他社に比べてかなり狭いというのが実際に使っている私の実感ですので、朝スキャのEAを使う場合はここが良いかと思います。
不定期ボーナスのあるAXIORYはとてもお得

手数料的には一歩劣りますが、0.01からトレードできるAXIORYが一番おすすめかもしれません。
また不定期に実施(年に2回)される100%入金ボーナスキャンペーンは非常に有利で、ECN口座にも適用というのですから驚きです。
ECN口座はそのままインターバンクに注文を出すので、ブローカーの利益は手数料だけとですので非常に薄いです。その中で100%入金ボーナスを提供するのはまさに「大盤振る舞い」と言っていいでしょう。
このボーナスは「クッション機能」と言って、含み損によるロスカットの発生が入金額+ボーナスの金額を基準に計算されますので、かなり有利なトレードが可能です。
この低い手数料でしかもクッション付きボーナスが不定期とはいえ提供されるAXIORYはぜひとも開いておくべき口座です。
TITAN FXは堅実で人気 新規加入キャンペーンも

TitanFXは日本で非常に人気が高く、日本人顧客に力を入れています。そのためホームページも見やすく使いやすいです。
上位の2社はその点が今一つではありますので、特に初心者の方はこちらのTitanFXか次のXMが「とりあえず実際にトレードしてみる」という方には適しているかと思います。
手数料が高いと言っても1~2ドルの差で、実際の勝ち負けに比べれば大きな差ではありませんので。こういう敷居の低さも重要かと思います。
なお、こちらも不定期ですが「新規加入者」に対するキャンペーンを実施することがあり2021年9月現在はカタログギフトのプレゼントを行っています。
新規に加入して2ロットのトレードをするだけでもらえますので口座を持っていない方は開いてトレードしてみても良いと思います。
XMは手数料が高いがキャッシュバックでカバー

XMは往復10ドルと手数料が高いですが、TariTaliのキャッシュバックを使うと他社と遜色ない水準に落ち着きます。
それでもTradeview ForexやAXIORYには適いませんが、ここの一番のおすすめはECN口座ではなくマイクロ口座というトレード単位が1/100の口座です。
1/100ですから10通貨単位でのトレードが可能ですので、ポジションサイズが大きくなって破綻しがちなナンピン系のEAに使うと力を発揮します。
ナンピン系EAは口座さえ破綻しなければ勝率100%で資金が増えていきますので、小さい単位でコツコツと資金を増やしていくには最適です。
マイクロ口座はキャッシュバックサイトを通さずに申し込むと、新規顧客に3000円分のボーナス、入金50000円まで100%ボーナスがもらえますので、これをうまく使ってユーロエーンなどのナンピン系EAを動かすのが良いと思います。
キャッシュバックのTariTaliでさらに有利に
TariTaliからキャッシュバックを受けた場合の実質コストは以下のとおりです。
ブローカー | 手数料(ドル) |
Tradeview Forex | 5-2=3ドル |
AXIORY | 6-1.8=4.2ドル |
TitanFX | 7-1.4025=5.5975ドル |
XM | 10-4.5=5.5ドル |
かなりコストが低くなりますが、Tradeview Forex、AXIORYの1・2は変わりません。
このコストでAブックの透明性の高いトレードができ、さらに追証のない「0カット」サービスを受けられるというのはとても恵まれた環境ではないかと思います。
実際に使って見て「好き嫌い」はあるでしょうから、口座開設はどこのブローカーも大体手続きは同じですし、せっかく書類等を用意するのですからまとめて4社申し込んでしまっても良いかと思います。